猫、再びのごあいさつ

私は、なぜか子供のころから猫に縁がありました。

子供のころはずっと猫が家にいました。独り立ちした後も、旅先で突然子猫7・8匹がわらわらと現れると歩いている私の両足にバリバリ昇ってきてまるで「猫の鈴生り」だったり、アパートでは内緒で猫2匹「ききょう」「すみれ」と同居したりしていました。

それでも、「すみれ」を母におしつけて嫁いだ後はその罪の意識からか猫たちから遠ざかっていました。

あれから、1年が過ぎたころ、「こはく」がやってまいりました。そして、不思議と猫が集まってきて猫ばっかりの日々が始まったのです。

あんた誰?

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あんた誰?
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あんた誰?僕は隣の「ちょこ」
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あんた誰?

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「おなかすいた..」
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あんた誰?あ~あ、あんたはこないだの子、あ~ら、尻尾短かったの...

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ボスと若とたぬき

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「たぬき」と「若」。若はじっとたぬきが食べ終わるのを待っています。

「たぬき」と茶トラは、仲良くすりすりしやっこしてゴロゴロと喉を鳴らしています。私が見ていることに気がつくと茶トラはあわてて逃げ出しました。

それにしてもボスより二回りも小さいけれど、そっくりの茶トラです。きっとまだ大人になりきっていないんだわ!わたしは、「若」と呼びました。

若は、毎日やってきてたぬきとすりすりゴロゴロ、まるでたぬきに甘えるようです。そのうちにすっかり居ついて寝床もいっしょのなかよしになりました。

時折、ふてぶてしいボスが来ると2匹を蹴散らし餌をがつがつと掠め取っていきます。2匹は仕方がなく、そろって飛びはねるように避難するのです。


たぬきと若、餌鉢2つ同じように与えるのですが、若は先に食べてしまいます。たぬきは口元の怪我の後遺症で早くは食べれないのです。若はおこぼれが欲しくてじっとたぬきが食べ終わるのを待っています。そして、食事を終えると2匹仲良く日向ぼっこ、お互いを舐めあってすりすりゴロゴロとお昼寝をするのです。

ボス現る!

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水仙 いい香りなの。

年老いた「たぬき」は、すっかり店に居ついていました。とうとう物置小屋の扉はあってなし、開けっ放しになりました。それでも、私が行くと飛び上がって驚いたりしました。

ある日、まん丸顔の大きな茶トラ猫が現れました。意地悪そうにたぬきを威嚇しました。たぬきは一目散に裏の林の中へ逃げていきました。「えっ?あんたにゃ餌はやらないよ!」と私は言いました。

それでも茶トラは時折現れてはたぬきを追い払いました。私がにらみつけるとすごすごと後ずさりするのですが、すぐに戻ってきて餌を掠め取ってがつがつ食べました。私はそのふてぶてしい態度から「ボス」と呼びました。


「ボス」を見かけるようになってから数ヶ月過ぎました。

「あれ、ボスどうしたんだろ?!」と思いました。少し見ないなと思っていたら明らかに小さくしぼんでいました。目つきもいつもの鋭さがありません。それにたぬきにすりすりと寄り添っているのです。

あまり悲しんではいけません

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自生する「すいかずら」甘い香り。

こてつがいなくなると、こはくは、家の中じゅう探し回りました。「にゃあにゃあ、にゃあにゃあ..」とこてつを呼び続けました。

それから夏が訪れるのを待たずして、ダックスの婆さまも私の膝の上で静かに逝きました。

私がまだ幼い幼い子供だったころ、飼っていた猫がいなくなりました。私が毎日毎日泣き続けると、母が言いました。「そんなに悲しみ続けてはいけないよ。猫ちゃんが、『飼い主を悲しませた。』と閻魔さまに咎められてしまうよ。猫は人よりも先にいなくなるものなの。だから、縁があるうちに十分に可愛がってあげようね...」


こてつ、こてつ

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バフビューティ、中輪咲きとても香りがよくて可愛いバラ。

こてつは、ほんと見る見るうちに具合が悪くなっていました。さっきまでとは様子が違いぐったりと目をつぶっています。私は家へ飛んで帰ってこはくを連れて戻ってきました。

先生は、こはくから血を採ってこてつに輸血してくれました。こはくは、分かってか分からずかは知らねどもおとなしくされるがままでした。先生は、「これで2・3日はもつと思う、その間に免疫抑制剤が効くといいんだが...」とおっしゃいました。

こてつは、「にゃぁ..」と小さく鳴いて少し元気を取り戻したように見えました。家へ連れて帰って、小さな箱に柔らかなバスタオルを敷いてやるとその中で丸くなって眠りました。


まだ夜が明ける前のことでした。二階の寝室の枕元にこてつが来ました。私はまだうつらうつら、「ん?こてつ?階段上がってきたの?元気になったの?よかったね...も少ししたら起きるから... 」

朝になって起きていくと、こてつは小さな箱の中にいました。昨日よりも一回りも二回りも小さくなっていました。既に虫の息でした。「こてつ、こてつ...」と名前を呼んで体をなでてやりました。

こてつ

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こてつとこはく黒ねこのふく。猫たちはダックスの婆さまが大好き!

ダックスの婆さまは寒がりで、4月になってもまだストーブを点けていました。婆さまはいつの間にかこはくとこてつよりも小さくなっていました。

猫たちは相変わらず仲良く悪さを繰り返していました。ところが、急にこてつがご飯を食べなくなったのです。どうしたんだろ..?と思いましたが、悪さはいつもどおり、さほど大げさには考えませんでした。

でも、3日も続くとさすがに心配、体重も急に軽くなったような気がして慌てて動物病院に駆け込みました。

「えっ?!!」

血液検査の結果は耳を疑うものでした。

「再生不良性貧血です。手の施しようがありません。」


私は先生にくいさがりました。

「う~ん、血球の数値が悪すぎる..   

輸血をして、免疫抑制剤が効いてくるまでもてば、何とかなるかもしれない...」

― 輸血してください!

でも、猫の血液なんて簡単には手に入りません。

― せんせ、こはく、こはくの血は?

はく & てつ ⅱ

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右手前/こてつ 左奥/こはく 仲良くストーブの番人をする。2016年睦月
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だんだんストーブに近づくこはく(左)、ひげが焦げること数回。
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ストーブの前にごろり、お互いに踏み踏みをしてゴロゴロと喉を鳴らし至福の時。

性格は違っても、そこは兄弟。何か悪さをしてもどちらの仕業かなかなかわからない...とっても仲良しでいつも一緒の冬でした。

はく & てつ ⅰ

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あ~あ、縄跳びの縄、切っちゃた!しかられたのは、坊主!「ちゃんと片付けておかないからでしょ!」2015年初冬

「こはく」と「こてつ」は、瓜二つ!ぱっと見た目には区別はつかないのだけれど、性格はまるで違うの。

マイペースで何事にも動じない「こはく」、きょろきょろと周りの様子を伺いながらそれでもちゃっかり悪さをして自己PRを欠かさない「こてつ」。時に、「何事!??」と驚くほどに2匹で部屋の中を追いかけっこ、荒らしまわって急ブレーキ!


ダックスの姥様はポケタンとその様子を眺めています。そこへうさぎの「くろ」が乱入。「タン!タン!」と後ろ足を踏み鳴らして怒っています。猫たちにちょっかいを出されてもうさぎは強気、すごすごと引き下がるのは猫たちです。

あ~、畳で爪を立てるのはのはやめてほしいの!私はため息しか出ませんでしたが、それでも猫たちを憎みきれません。桧のフローリングも傷だらけになっていきました。

cats in the box

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「ふく」箱の中、24cm弱!
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「ふく」は入れても「こはく」は無理だってば!
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「こはく」、その中には入りきれないでしょ!
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猫3匹、箱の中

猫って小さい箱の中が大好き!猫って好奇心旺盛だから初めて見る箱や袋に入りたくってしょうがない!入ってみて気に入るとそのままお昼寝、そして箱が壊れてしまってもお構い無しなの。猫3匹はとっても仲良し!

入れ替わり立ち代わり

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「ふじやま」額の柄が富士山の様

「尻尾無」を自宅へ連れ込んだ後も、店には何匹も何匹も猫がやってきました。

「ふじやま」と「たき」は、まだ若い兄弟、よぉく似てるけど額の模様が富士山のようなのと真っ直ぐ縦に色が違うの。1っ匹ずつ交互にやってきて、餌は上目遣いに様子を伺いながらガツガツ食べます。2匹が引き上げていくと「たぬき」が姿を現して魚のあらを茹でてほぐしたのと軟らかくしたキャットフードを食べます。「たぬき」は少し気を許すようになりましたが、目は白内障気味でちゃんと見えている様子はなく耳も遠くて不意な気配に飛び上がって驚きます。


山里に冬がやってきました。年老いた「たぬき」には山里の厳しい寒さは堪えるでしょうと、裏の倉庫の中に寝床を用意してやりました。夜の営業を終えると寝床へ湯たんぽを入れてやりました。しかし、「ふじやま」と「たき」は、寝床へは上がりこむことはなくその冬の一番厳しく冷え込んだ夜を境に姿を見せなくなりました。

我が家へ仲間入り

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「尻尾無」、毛づくろいにもお腹がつっかえるんだなぁ、もぉっ!

尻尾無は、三っ日とあけず店の裏口に姿を現しました。餌をやると上目使いで警戒をしつつがつがつと食べてかわいい声で「にゃぁ」と鳴きました。そして、あっという間に頭をなでさせたのです。

私は、洗濯ネットを持って来ていました。スルッと尻尾無を洗濯ネットに入れて迷わず自宅へ連れ帰りました。

そのころ、我が家には、ダックスの婆様と私に恋する気弱なコーギー、一番強気なミニウサギ、そしてこはくとこてつ、黒猫のふくと大所帯でした。さあ、そこへポンッと放り込まれた尻尾無は、階段下の物置に入り込んでちっとも出てきません。


先の3匹の猫たちは、前の年の秋口のころ、1ヶ月ほどの間にまだ子猫のままに次々にやって来てとても仲良し、ミニウサギにちょっかいを出しては「トンッ!トンッ!」と叱られると、お次はダックスの婆様のしっぽにじゃれ付いていました。

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尻尾無

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「尻尾無」、雉虎模様が随分とはっきりしてきたころ。

暑い暑い夏が過ぎていつの間にか秋が忍び寄っていました。秋は、ある朝空の高いところからストンと落ちて、落ちて降り積もり降り積もりやって来るのです。

それでも私は時々思い出したように「茶介..」と名前をつぶやいていました。余り悲しみすぎてはいけないんだと、自分に言い聞かせていました。

ある日、店の裏手に新入りが姿を現しました。まだ、大人になりきっていない黒とこげ茶の汚いやせっぽちでした。

かわいい声で「にゃぁ」と鳴きました。餌をやると上目使いで警戒をしながらもがつがつと食べてさっと逃げていきました。


汚いやせっぽちは、ほかの猫たちとは違いました。後ろ足が長めだからか腰高でがに股、おもしろい歩き方です。それから尻尾、よぉく見ると尻尾の長さは5センチメートルぐらいあるのですが、その付け根からポキンポキンと折れ曲がってまるで尻尾が無いように見えたのです。早速名前は「しっぽなし」と呼ぶことにしました。

後悔!

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確か、ぎぼうしの咲くころ..

茶介は私が草むしりをしている間中「にゃ」「にゃ」とお話しながら足元でうずくまっていました。日が暮れてようやく少し涼しくなって、私は帰り支度をしようと立ち上がりました。茶介は私の後をついてきます。

「あっそっか、おなかすいてるんだよね!」

私は、「たぬき」のために用意していたキャットフードの残りをやり、「ごめんね、もう帰らなきゃ、明日は、おうちに連れて行ってあげるから1日だけ我慢して待ってて..」と言いました。


茶介はじっと私を見つめて「にゃ!」と返事をし、車に乗って帰る私を見送ったのです。

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茶介

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木陰からじっと私を見ていた「茶介」

その次の年の梅雨の晴れ間のことだったと思います。

お昼のお客さまがお帰りになった後、私は「草はよくはえるわ!」とぶつぶつと文句を言いながら草をむしっていました。だって、お店周りは、取ってもとってもあっという間の草まるけになってしまうんだもの!

なんだか気配がしてふと顔をあげると、少し離れた木陰に見慣れない猫がじっとこちらを見ていました。私は、カメラを向けても一向に動じる様子のないその子に何だか心惹かれて、「あんた、何処の子?」と声をかけましたが、野良が返事をするわけがありません。


しばらく私が草むしりを続けているといつしかその猫の姿は見えなくなりました。山へ帰っていったのかな?と考えていると、ちょっと離れた草むらの中で「にゃ」っと小さな声が聞こえました。えっ?? 私も「にゃ」っと言いました。又、すぐに「にゃ」っと返事が帰ってきて、「にゃ」「にゃ」と何度も何度もやり取りをするうちにだんだんと手が届きそうな距離に近づいてきたのです。そして、とうとう私の手元へ姿を現して、なでてほしいの!とばかりにごろんと身を投げ出したではありませんか。

まあまあ!私もこれにはびっくり! とても驚いたのですが、草をむしる手を止めて頭から尻尾の先までなでてやると「コロコロ」と喉を鳴らして心地よさそうにうっとりしました。「あんたの名前は茶介でいいかしら?」とたずねると嬉しそうに「にゃ!」と答えました。

「たぬき」じゃぁないのよ!

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「ためき」じゃあないのよ!顔つきも優しくだいぶ毛並みもきれいになったころ

「たぬき」がその顔を見せたのは、1ヶ月の余も通いつめた後でした。その日は朝から姿を見せず、夕方になってようやく倉庫の縁の下からそぉっと顔を覗かせたのです。

「あぁら?!たぬき、おまえ狸じゃあないじゃない!」

そして、そぉと口を開いて「にゃぁ..」と消え入りそうな声で鳴きました。「たぬき」は魚のアラのほぐし身を少し食べるとヨレヨレと塒へと帰っていきました。

それから、だんだんと慣れて少しずつその姿をはっきりと見せるようになりました。すると、口元に大きな傷跡があることに気がつきました。


 「ああ、そうだったのね...」きっと口元に大怪我をして餌を獲れなくなってしまっていたのでしょう。命からがら助けを求めてきていたんだわ..

そして、私達の目の前でも餌を食べるようになっていきました。

朝、玄関の前で、私たちがやってくるのを待っているようになっていきました。

そのうちに仕方なく倉庫の中に塒を用意してやりました。

「たぬき」と呼ぶと、声がうまく出せないのか小さく消え入りそうな声で「みゃぁ」と返事をしました。

たぬき現る..

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夏の狸は毛が薄くてなんだか貧弱な感じ..

ある年の、夏の始まりのころだったと思います。

店の裏口の倉庫の下に何かうずくまっているではありませんか!よれよれのこげ茶色っぽいそれは少しお尻あたりがが見えるだけ、「きっと狸だわ!」「そういやぁこないだ直ぐそこの道端を毛が半分抜けた年老いた狸がよろよろと歩いていたぞ。」「あっうんうん、見た見た!」「ありゃぁそうとう餓えとるな..」病気を持ってるかもしれないから係わっちゃダメよと言う私に主人はウンウンとうなずいたはずでした。


ところうが、それから時々小汚い「狸」は後姿だけチラリチラリと見せるようになっていったのです。

最初は魚のアラの細かいのを少しだけ、ちょっと大きい塊だと残してありました。仕方ないので湯でこぼしたのほぐしてやりました。欠けた器に入れて倉庫の縁の下に押し込んでやると当方の姿が見えなくなるのを確認してから少しずつ食べていました。

しばらくすると尻尾がはっきり見えました。

えぇ、狸にしてはまっすぐで長くて細いよ。病気で毛が抜けちゃったのかも..まだ、主人と私は狸だと思い込んでいたので、「たぬき」とか「たぬたぬ」とか呼んでいました。そのうち、毎日やってきて、少しずつ魚のアラを食べていくようになりました。それでも、用心深くてじっと縁の下にかくれて顔を見せることはありませんでした。

 

「にゃうう」のあまえんぼう

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卯の花。野山の花は控えめで可憐な花が多い。道端に咲いていても車に乗っていると気がつかずに通り過ぎてしまいします。

「にゃうう」の子供たちは、みんな里親さまのご縁をいただきました。きっとかわいがっていただけることでしょう。ありがとうございます。

「にゃうう」は本当に骨と皮だけのみすぼらしい猫でした。そんな体で子猫5匹に乳を与えていたのですから頭が下がりました。

そして、子供たちが離れて避妊手術を受けさせました。にゃうう自身の体もだんだん栄養がいきわたって、するとうっかりテーブルに出しっぱなしにした鰹節の袋などを見つけても、「泥棒猫」をしなくなりました。

にゃううは、私の膝元に来てよじ登り「ゴロゴロ」と喉を鳴らしています。私は、姿を現さなくなったにゃううの兄弟のことを思い出しました。果たして、人間に寄り添ってもう子を産めなくなった猫と野山で餓えても自らの力で生死をくぐりぬける猫とどちらがいいのだろうか?

  


-いくら考えても答えは見つかりはしません。だから、今ここにいる「にゃうう」をかわいがってやることにしましょう。

 

にゃううは私に擦り寄って、まだかぼそい体をなでろといいます。あっ、でもね、トカゲをくわえてくるのはやめてほしいわ!!

まぁ!!5匹も!

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2018.02.05の夕方 1番に産まれた子。写真はちょうど4週間。

それから2時間ほど、押入れからは何匹か赤ちゃん猫の鳴き声がぴーぴーと聞こえ始めました。外から様子を伺っていましたがもう我慢できません。そっと戸を開けて覗き込むと、どうやらようやく最後の1匹が産まれたばかり、まだ、へその緒もつながったまま胎盤も残っていました。にゃううの乳には赤ちゃん猫が4匹もぶら下がっています。

早くしないと、体温が下がってしまうわ!慌ててふためくのは私のほう、ガーゼで体を拭いてやってはさみでへその緒を切りました。

それにしてもあんなに小さなにゃううのお腹に5匹も入っていたとは驚きです。よぉく頑張って産んだわね。私は、とても感動しました。

 それからが大変、新米ママにゃううのかいがいしい子育てが始まりました。


さて、にゃううの子供たちですが、この度、恵那保健所さまを経由して、岐阜県動物愛護センターさまで飼い主さまを募集していただきました。仮の名前は『 みかん』、『めろん』、『れもん』、『ばなな』、『りんご』です。

 かわいがってくださる方の元へご縁ができる事を強く願っております。お問い合わせは、岐阜県動物愛護センターさままでお願いいたします。

初めての出産

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「にゃうぅ」の子。

「まさか!?」と気がついた時には、にゃううのお腹はどんどん大きくなって、何処まで大きくなるのでしょうか?お腹がトクントクンと動いています。さらにお腹はぽんぽこりん、はちきれんばかりになりました。

いよいよかと押入れに産床を用意して数日が過ぎました。にゃううは私のひざの上で破水しました。それなのに子供たちのお迎え時間です... 私は、にゃううを産床へ放り込むと慌てて出かけ帰宅しました。

「え!?お母さん、にゃううのお腹大きいまま部屋をうろついているよ!」

「ねえねえ、押入れでぴいぴい鳴いているよ?!」と子供たち。

 


にゃううの困った顔、変な歩き方でぎこちなく私に近づくと見上げて「にゃうう、」と鳴きました。「あんた何してるの?早くおっぱいあげなくちゃ!」

慌ててにゃううを押入れへ連れて行きました。1つ、黒い赤ちゃん猫、にゃううを押し倒して乳をくわえさせようとおっぱいを引っ張って引っ張って...でも、にゃううもジタバタ、なかなか上手くいきません。

やっとこさ、何とか乳をくわえさせるとようやく母子とも落ち着きました。子猫が乳を吸えば、後の子も間もなく産まれることでしょう。少し暗くしてそっとしておいてやりましょう。

あっという間に猫3匹!

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黒ちび、300g!

真っ黒な子猫はずっと私の手の中でコロコロと喉を鳴らしていました。腹ペコに違いありません。連れ帰ると、まずは牛乳を希釈して与え様子を見ました。ぺろりと平らげて、一声「みやぁ!」そして、私のエプロンのぽっけの中で眠りました。

 

 


きっと、本能的に大雨になることを察知していたのでしょう。私の姿を見て藁にもすがる気持ちだったに違いありません。 こうして、あっという間に猫3匹が我が家にやってきて、ダックスの婆さまと気弱なコーギーにミニウサギの♂との賑やかな日々が始まりました。

真っ黒けは、ダックスの婆さまには一丁前に全身の毛を逆立てて「ふ~ぅ!しゃ~っ」っと威嚇しました。婆さまのほうは、そんな黒ちびを見ても尻尾をもたげゆらりゆらり振って鳴くわけでもありません。

 

さて、ちび黒は何処へ行った?どこか暗いところへに入り込んだのか姿がありません。私は家の中をうろうろと探し回ります。

こはくは黒ちびに興味津々、ちょっかいを出されて黒ちびはこはくからも逃げ回ります。こてつはたったの一日違いだものびくびくしながら物陰から様子を伺っています。

黒ちびは軟らかくふやかしたキャットフードもがつがつ食べました。

嵐、前日

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気の早い紅葉。いの一番に色づく!

 

山里の夏の終わり、まだ他の木々は緑深く青いのに、いの一番に紅く色づく柿木がありました。道端に自生するその柿木は、結実することはほとんどありませんが葉っぱは見事に一番に色づいて秋の到来を告げるのです。

『こてつ』がやってきたあくる日、テレビは「翌日の未明から最大級の台風が上陸する。」と繰り返していました。

夕方、子供たちのお迎えの帰り道でした。私は、その柿木が紅く色づき始めていることに気づきました。

「まあ、もうあんなに紅くなってるわ!お料理に添えてお客さまに一足早い秋を楽しんでいただきましょう。」と車を止めました。

車外へ降りたった途端、私の足元へ道路の反対車線の向こう側から何か真っ黒けなモシャモシャが一足飛びに転げ寄って来たのです。私は、思わずそれが何者かも確認しないままに両手ですくい上げていました。そして手の内に納まるや否やにコロコロと喉を鳴らし始めました。


猫だ!まだほんの子猫だ!小さい!「はぁ~..」と大きくため息をつきました。

大きな台風が来る!ガリガリの子猫を置き去りにするのか!?子供たちが車の中で騒ぎ立てています。「え?何何?子猫?ねえねえ、連れて帰るのぉ!?」私は、子供たちの問いかけに返事もせぬままに子猫を片手のひらに乗せ車に乗り込みました。

こてつ

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古川と「こはく」と「こてつ」

その年、秋の足音がゆっくりと近づいて、こはくがやってきてちょうど一月が過ぎようとしてました。

主人が動物病院から帰ってくるなり、「『はく』の兄弟がいた。大きくなっていた...」と言いました。そして、きびすを返すように私の返事も聞かぬままに出かけて行きました。

再度帰ってくると「えっ?!」猫を連れているではありませんか!「1匹も2匹も変わらぬ、兄弟なのに片割れを見捨てるのは忍びない....」とか何とか、ぶつぶつ言いました。私は、再び「ふ~」と大きくため息をつきました。

子供たちは、やっぱり大喜び!!白くて茶色い縞々の尾っぽと耳とほっそりとしなやかな体つき、そして、ちょっぴり愛想無しで引っ込み思案。まあ、姿は瓜二つでも性格こんなにちがうんだぁ!

それでも、とりあえずはダックスの婆さまもコーギー犬も平気な様子です。

娘が「名前は『こてつ』!」と決めました。

 


猫、再び

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花屋さんの薔薇よりも庭に咲く素朴な薔薇が素敵!オールドローズ「バロン・ジロード・ラン」花びらの先に少しだけ白が入り香りもよいの。

ある夏の終わりのことでした。

そのころ、我が家にはダックスの婆さまがいました。婆さまは時折かかりつけの動物病院のお世話になっていました。主人がその病院から帰ってくると、「里親募集のねこがいた。」とぼそりと言いました。私は「ふん..」とだけ気のない返事をしました。

 

次の日の朝、主人は何も言わずそそくさとどこかへ出かけて行きました。そして帰ってくると猫を連れていたのです。子猫というよりはもうすぐ大人という感じでしょうか。「大きくなってるから誰ももらってはくれない....」とか何とか、ぶつぶつと言い訳をしました。私は、「ふ~」と大きくため息をつきました。

子供たちは学校から帰ってくると、まあ、大喜び!!白くて茶色い縞々の尾っぽと耳とほっそりとしなやかな体つき、そして、「んにゃっ!」と可愛らしく鳴いて人懐っこく甘えるしぐさ。ダックスの婆さまにもスリスリ、コーギー犬にも全く動じる事も無く平気で擦り寄っていくのです。

娘が「名前は『こはく』!」と決めました。

こはくは、ダックスの婆さまとともに主人の枕に頭を乗せて「大の字」で眠るようになったのです。

-こはく、おまえ、猫じゃぁないな!ー


野良猫「にゃうぅ」

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「にゃうぅ」の子。

今年の冬は何時になく厳しい寒さでした。

名前は「にゃうぅ」。にゃうぅは、ガツガツと餌をほおばりました。そのお行儀の悪いことといったら!ドライフードをバリバリ食べて、食べカスを辺りいっぱい散らかすのです。「も少し、お行儀よく食べてほしいわ!」という私ににゃうぅは知らん振りを決め込んでいました。そしていくら食べてもそのみすぼらしさは変わりませんでした。

にゃううは、よほど餓えていたのでしょう、餌をたらふく食べた後でもさらに泥棒猫をしました。これには私もおかんむり、片時も油断なりません。「『猫を追うより皿をひけ!』んっ、もお!!」

にゃうぅは、本当にやせっぽちであばら骨がすけて見えてまさに骨皮筋衛門の小さい猫でした。だから、少しお腹がぷっくらしても「虫がいるのかしら?虫下しを飲ませなくちゃ!」と思っただけでした。そして、いっぱいいっぱい虫を出しました。でも、やせっぽちは変わらぬままに、再びお腹がぷっくらしていきました。


サバトラ瓜二つ!

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うぐいす

あれじゃぁ厳しい冬を越すことはできないわ!

私の心配をよそに、次の日は姿を現しませんでした。2日後、一段と寒く冷え込んだ朝、勝手口を出ると再び「なうぅ、なうぅ..」と弱々しい鳴き声が聞こえました。

「さあさあ、出ておいで。」と声をかけると、猫耳は4つ!まあ、サバトラ、瓜二つ!兄弟でしょうか?「さあさ。」

 


次の日もやってきました。私は餌を置くとその場を離れてそっと振り返りました。1っ匹だけががつがつと餌をほおばっていました。餌を食べている猫に「さあ、兄弟も連れておいで。」と声をかけました。「にゃうう、にゃうう。」と鳴きました。

その次の日も猫たちはやってきました。私が勝手口の扉を開けると、なんとまあ、『にゃうぅ』はうちの中へ入り込んだのです。思わず抱き上げると、ももぞもぞと心地悪そうにもがきましたが、それでもおとなしく抱かれるではありませんか!?「んぇ?あんた、野良でしょ。抱かれるの?―まあ、なんて軽いの!女の子だわ。それにしても貧弱なこと。」ああ、その不憫さといったら、私は溜め息をつきました。

 

しかしながら、片割れは枯れ草の中に耳が見えるだけ。そして、それ以降姿を見ることはありませんでした。 

もうすぐ寒い冬が来る..

野良猫保護猫奮闘記猫大好き日本料理店

霜が降りて、寒さも厳しくなったある朝のことでした。勝手口から裏へ出ると、森からかぼそい鳴き声が聞こえました。

「なうぅなうぅ..」

「えっ?!」と目を細めてながめると、枯れ草の中に猫の耳がちらりと見えます。「野良だ!まだ、小さい。おなかすいてるんだわ..」

私を見つめて「ご飯ほしいよぉ」とばかりに枯れ草の中で後ろ足の上に座って前足を胸の前にもたげてめいっぱい背伸びをしました。

私はしばらく戸惑っていましたが「-しっかたないなぁ...」溜め息をついと「おいで」と呼びかけました。

野良は、警戒をして小さな声で「なうぅ..」と鳴きながらおっかなびっくり姿を現しました。まだ大人には成りきっていない若い猫、まあそのみすぼらしいこと!!腹は肋が浮いて、かろうじて毛が生えている皮が骨に張りついているかという姿。上目遣いで警戒しながら、キャットフードをバリバリ食べました。そして、一目散に森へと逃げ帰っていきました。

 


かわい~子猫たち

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野良ママ「にゃうう」と子供たち。

母猫の名前は『にゃうう』、「にゃうう、にゃうう。」と鳴くのです。

野良猫にゃううが、ママになって6週間が過ぎました。子猫たちは5匹、ママ似のサバトラオスはとおっても器量良し、熊のように黒いオスの尻尾はポキッポキッポキッと折れ曲がってやや短め、茶トラ2匹はするっと真っ直ぐで長い尻尾のオス、茶混じりの黒いメスはまだ少し小さめでご愛嬌の顔立ち。皆そろって元気に育っています。野良の子ですが、人慣れしていて性格もよくホントかわいい子たちです。