「ジビエ食べたい!」とのリクエストを何件もいただいていました。
正直、私は、「う~ん、ジビエかぁ」と...
「ジビエでそこそこうまいのは鹿肉かなぁ。でも、地元で鹿肉は獲れない。皆様、街からわざわざお越しになるなら、地元の獣でなくては意味がないなぁ.. う~ん、いのししかぁ..」と考えあぐねていました。
獣は、野生の臭みも少なくなる冬、脂を蓄え寒い冬を乗り切る生命の営みゆえ厳冬期直前がベスト。熟練の猟師が一撃でしとめ、即、上手に血抜きをしたものでなくてはならない。また、野生で在るがゆえ、寄生虫にも注意すべきだ!
そんな条件をクリアするため地元の精肉店さんを尋ね、「冷凍いのしし」入手しました。何故、冷凍か?って。
精肉店さんいわく、「新鮮ないのしし肉でも、うちは部位を分けて必ず冷凍処理をしてから販売します。冷凍処理ができてなければ販売しません。適切な冷凍処理をすることによって寄生虫などによる健康被害のリスクを下げることができます。」

よって、しし鍋、ふるかわでは、「ひきずり=関西風すき焼き」にてお召し上がりいただけます。入荷量限り有り、お早めにご予約の上、お越しください。
ところで、肝心な『美味いか?否か?』
私は、「食用に改良された牛・豚」とは比べるものではない。比べれば、そりゃあ「日本人好み」に品種改良され最適にブレンドされた飼料と生育環境の下、絶妙に入った霜降り肉のほうが美味しいと思うのです。まさに、美味しいと感じるように「生産」されているのですから。
しかしながら、野生のいのししは、生産物とは異なる魅力があります。そして、最大限の旨みを味わってみてください。日常生活において余り考えることの少ないであろう「生命をいただく」という実感をも感じていただけるのではないでしょうか?
追伸 木曽の「熊肉」も入手いたしました。勿論、野生のツキノワグマです。食べてみたい方、お問い合わせください。
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