時を越えて、地歌舞伎と祭の中津川


 中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市、多治見市からなる東濃地方は岐阜県の東南部に位置しています。東は長野県、西は愛知県と県境を接し、信州と尾張名古屋の文化が混ざり合い岐阜県の中でも独特な文化を形成しています。

 2017年度、岐阜県が、一帯を「ぎふ歴史街道」として観光PR強化にのりだす見込みです。今まで以上に地歌舞伎の公演などの催しが増えそう。きっと身近に伝統文化をご覧いただけることでしょう。

子々孫々、伝承される舞台

伝統芸能地歌舞伎花馬祭り伝統建築芝居小屋
東濃の地歌舞伎

 東濃は地元の人々による地歌舞伎がとても盛んで15の保存会があり、そのうち6つが中津川にあります。地域の長老たちから幼い子供たちへ、口伝えで受け継がれてきました。明治の頃の芝居小屋も残り、現在は歌舞伎だけではなく、落語、ジャズ、クラッシックコンサートなども催されています。

 近所のおじさんや子供たちが出ているのが親しみやすい。気軽に覗いてみてはいかが?ただし、公演日は限られているので、予めご確認を...


高山の常盤神社と常盤座

伝統芸能地歌舞伎花馬祭り伝統建築芝居小屋杵振り踊り
高山 常盤座

 明治の頃、建てられた芝居小屋のひとつが、常盤座(明治24年建築)で常盤神社の境内にあります。厳かな鎮守の森に守られて、心が洗われるように感じました。大きな銀杏の木があり、秋にはその実を落としてくれます。

  回り舞台、本花道、仮花道、鳥屋口があり、平成の改修により舞台と楽屋設備を修復整備しました。入母屋、妻入りの形式で間口17.1m、奥行き26.9mと立派なもので、農村の娯楽の殿堂として賑わった当時を偲ぶことができます。

 毎年3月に常盤座歌舞伎保存会の定期公演が行われるほか、各種団体の公演等も行われています。

中津川市指定重要文化財

 毎月第一日曜日は一般公開しています。開館時間は、午前9時から午後4時まで  

【アクセス】
中津川ICから車で20分
国道257号「高山」交差点を左折


かしも明治座

能地歌舞伎花馬祭り杵振り踊り伝統建築芝居小屋
加子母「明治座」

明治27年に開かれた芝居小屋。9月上旬の日曜に加子母歌舞伎保存会の公演が催されます。

普段は入場料無料で見学でき、明治座案内人の方が場内をご案内して下さいます。

かしも明治座(AM9:00〜PM16:00/月曜休)

0573-79-3611  岐阜県中津川市加子母4793-2 

お問合せ加子母総合事務所 0573-79-2111


蛭川の蛭子座

10月中旬の日曜に蛭川歌舞伎保存会の公演が催されます。


坂下の花馬祭り

能地歌舞伎花馬祭り杵振り踊り伝統建築芝居小屋
坂下 花馬祭り

800年以上の歴史がある木曾義仲ゆかりのお祭りで岐阜県重要無形民俗文化財にも指定されています。

背中に「花」と呼ばれる色とりどりの飾り串を乗せた3頭の馬が稚児に引かれて坂下神社まで行進する壮麗な「花馬行列」、坂下神社境内で見物人が一斉に馬の背の「花」を取りに行く勇壮な「花取り」、「取った花竹を畑にさすと虫がよりつかない。」と言われ、豊作を願うお祭りでもあります。


毎年10月中旬に行われます。 

お問い合わせ先 坂下総合事務所地域福祉課 ℡0573-75-2111


安弘見(あびろみ)神社、杵振り踊り

能地歌舞伎花馬祭り杵振り踊り伝統建築芝居小屋
蛭川 杵振り祭り

安弘見(あびろみ)神社例大祭に奉納される、杵振り踊り(県重要無形民俗文化財)は毎年4月16日に一番近い日曜日に行われます。

杵振り踊りの行列の構成は、稚子、鬼、天狗、おかめ、ひょっとこ、杵振り、お囃子、蠅追い、大獅子と総勢約150人程。

赤・黄・青の市松模様の臼をかたどった笠をかぶり、赤いはっぴに白いたすきをかけ水玉模様のかるさんに黄色のはばき姿の若者が、勇ましい太鼓の音が響き、「ソーイ」のかけ声と同時に杵が回ると杵振り踊りの始まり。スタート地点の蛭川総合事務所前から安弘見神社まで約2キロの道のりを踊りながら練り歩きます。


お問い合わせ先 中津川市蛭川観光協会事務局

蛭川総合事務所地域福祉課

電話:0573-45-2211