![保護猫奮闘記ブログ猫大好き日本料理店](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=315x10000:format=jpg/path/s1f8f635346ff2864/image/i5b5f70599e0b0bcc/version/1524013436/%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E7%8C%AB%E5%A5%AE%E9%97%98%E8%A8%98%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%8C%AB%E5%A4%A7%E5%A5%BD%E3%81%8D%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%99%E7%90%86%E5%BA%97.jpg)
あれじゃぁ厳しい冬を越すことはできないわ!
私の心配をよそに、次の日は姿を現しませんでした。2日後、一段と寒く冷え込んだ朝、勝手口を出ると再び「なうぅ、なうぅ..」と弱々しい鳴き声が聞こえました。
「さあさあ、出ておいで。」と声をかけると、猫耳は4つ!まあ、サバトラ、瓜二つ!兄弟でしょうか?「さあさ。」
次の日もやってきました。私は餌を置くとその場を離れてそっと振り返りました。1っ匹だけががつがつと餌をほおばっていました。餌を食べている猫に「さあ、兄弟も連れておいで。」と声をかけました。「にゃうう、にゃうう。」と鳴きました。
その次の日も猫たちはやってきました。私が勝手口の扉を開けると、なんとまあ、『にゃうぅ』はうちの中へ入り込んだのです。思わず抱き上げると、ももぞもぞと心地悪そうにもがきましたが、それでもおとなしく抱かれるではありませんか!?「んぇ?あんた、野良でしょ。抱かれるの?―まあ、なんて軽いの!女の子だわ。それにしても貧弱なこと。」ああ、その不憫さといったら、私は溜め息をつきました。
しかしながら、片割れは枯れ草の中に耳が見えるだけ。そして、それ以降姿を見ることはありませんでした。