釣った川によって鮎の味が変わるってほんと?.
う~ん、まあな...厳密に言やぁ~な。
水源が変われば水質っていうか、水の成分が異なる。水温も水量もな。そうすりゃあ、生える藻の生育も微妙に変わるからな、それを食んでしとなる(成長する)鮎の味も変わるさ。
まあ、食べ比べると違うのがわかると思うよ。
スイカもさぁ、産地によってもそれぞれ個々によっても甘いの、さっぱりしたのそれぞれちがうだろ...
-ふ~ん...鮎釣りっておもしろいの?
ふん、そりゃあな!
「鮎掛け」とか「友釣り」って言うだろ。
それは、竿に2本針をつけ、1本には威勢のいい「おとり鮎(親鮎)」をつけて川へ入れる。すると、そこをなわばりとする鮎が「自分のなわばりに入ってくるな!出ていけ!」と追い払いにやってくる。なかなか獰猛で気の荒いやつらなんだ。草食系なのにな!そして、もう一本の空いてる針にひっかかけて釣り上げるんだよ。
面白いぞ、不思議な魅力があるんだ!
天然あゆには、胸ってゆうか、えらより少し後ろに三日月形の黄色い模様がついているだろ。なわばりを持つ天然あゆのしるしだよ。
ただ、なわばりを持たない天然鮎もいるんだ!そいつらにはこの黄色いしるしはない。淵で仲良く群れになってる。そいでもって毛バリで釣るんだ。藻を食べるのに毛バリに反応するんだと...
鮎は気が変わるとなわばり鮎になったり、群れに戻ったりするらしい。
全く鮎は面白い魚さ!