近年、海へ下らずにダムや湖で越冬する鮎が日本のあちらこちらで見られるんだよ。
湖やダムを海の代わりにして淡水域だけで一生を終える奴らさ。
「陸封(りくふう)あゆ」って呼ばれてる。
中津川市に隣接する恵那市で木曽川に合流する阿木川には合流点より上に阿木川ダムがあるのさ。
平成3年(1991年)に完成した比較的新しいダムだよ。
阿木川ではそれ以前から鮎は放流されてきていた。
ダムができてからしばらくして自生、再生産を繰り返していることがみつかったんだよ。人の手を離れて本物の「天然あゆ」になったのさ!5月にはダムから阿木川上流へ遡上しているのが確認されている。
数年前からは阿木川ダムで採捕された稚鮎を近隣の河川に放流しているほどなんだ。
鮎は愛しい!奴らの環境への適応能力はすばらしいね。
