鮎は上流ほど水が冷たく清らかな付知川の鮎が美味しい!
太公望Tさんは生きたままに釣果を届けてくださいます。思わずつぶらな鮎の目力にドキッ!可愛い命をいただくのですから丁寧に仕込みをして必ずや最も美味しくお召あがりいただきましょう。
岐阜の天然鮎会席 香魚づくし 8,250円 (予約要)
前菜・お造り・天然鮎の塩焼き・鮎の姿揚げ・お食事・デザート付き。岐阜の清流の恵いっぱいのご馳走。
天然物ですから気象条件により入荷状況が異なります。
「美菜ガルテンふるかわ」では、新しい夏を堪能!天然鮎のフルコース「香魚づくし」を好評承り中。爽やかな清流の里へ夏の味覚天然あゆ料理をお召し上がりにお出かけください。
当店では、天然鮎は釣り名人Kさんから直に分けていただいております。 仕込みに手間をかけて丁寧にご用意申し上げますので、何卒お早めにお申し付けください。また、しかしながら、天然だからこそ天候・川の水位などの状況によりご用意できない場合がございます。
ご希望がございましたら、半養殖の鮎もお取り扱いいたします。お気軽にお問い合わせ下さい。(すべてご予約要)TEL0573-72-3911 携帯TEL 09056200389
鮎は、数百万年も前から日本列島ってゆうか、とにかくこの辺りに生息していたんだ。おれたち日本人よりもはるかにそのルーツは古いんだよ...
晩秋から初冬にかけて川の下流域で孵化してさ、海へ下り海岸の波打ち際で動物性プランクトンを食べて冬を越すんだ。春には5~6cmに大きくなる。水温が10℃ぐらいにまで温むと川を遡上しはじめるのさ!
-「えっ?!冬の海って波荒いでしょ!数㎜~数cmの小っちゃいのが海岸で越冬できるの」...って思っちゃいます。
そうだな、タフな奴らさ。
そうじゃなきゃ、川を上るなんてできないさ。
遡上し始める前、体長が3~4cmぐらいになると、 動物性プランクトンを食べていた半透明の細長い体形から、川の石に生える藻を食べられるように歯と口の形と姿も鮎らしく変わる。変態するのさ。
鮎は幼いうちは肉食系で、成長すると草食系になるんだよ。
-ふ~ん...なんだか不思議!
鮎は、川底の石につく藻を食んで成長するんだよ。
川は穏やかなままでもダメなんだ!
雨が降って川が増水する。
川底の石は転がってきれいに洗われる。
水かさが落ち着いて日の光が川底に届く。
石に新しい藻が付くんだ。
鮎は新しい藻しか食べない。新しい藻を食べてしとなる(成長する)んだよ。
鮎は、お気に入りの石を見つけてなわばりを張るんだよ。
釣った川によって鮎の味が変わるってほんと?.
う~ん、まあな...厳密に言やぁ~な。
水源が変われば水質っていうか、水の成分が異なる。水温も水量もな。そうすりゃあ、生える藻の生育も微妙に変わるからな、それを食んでしとなる(成長する)鮎の味も変わるさ。
まあ、食べ比べると違うのがわかると思うよ。
スイカもさぁ、産地によってもそれぞれ個々によっても甘いの、さっぱりしたのそれぞれちがうだろ...
-ふ~ん...鮎釣りっておもしろいの?
ふん、そりゃあな!
「鮎掛け」とか「友釣り」って言うだろ。
それは、竿に2本針をつけ、1本には威勢のいい「おとり鮎(親鮎)」をつけて川へ入れる。すると、そこをなわばりとする鮎が「自分のなわばりに入ってくるな!出ていけ!」と追い払いにやってくる。なかなか獰猛で気の荒いやつらなんだ。草食系なのにな!そして、もう一本の空いてる針にひっかかけて釣り上げるんだよ。
面白いぞ、不思議な魅力があるんだ!
天然あゆには、胸ってゆうか、えらより少し後ろに三日月形の黄色い模様がついているだろ。なわばりを持つ天然あゆのしるしだよ。
ただ、なわばりを持たない天然鮎もいるんだ!そいつらにはこの黄色いしるしはない。淵で仲良く群れになってる。そいでもって毛バリで釣るんだ。藻を食べるのに毛バリに反応するんだと...
鮎は気が変わるとなわばり鮎になったり、群れに戻ったりするらしい。
全く鮎は面白い魚さ!
鮎は1年で死んでしまう魚なんだ。
9月も半ばを過ぎると、メスは卵を腹に持つようになるのさ。いわゆる「子持ち鮎」
オスも柿色を帯びてくる。「婚姻色」と呼ばれる柿色さ。
大物になると30cmほどにもなるよ。川を下り、川の中流域から下流域で卵を産むんだ。
え~と、気が付いたかい?
おれが釣ってくるのは「天然あゆ」だけど、ある意味全くの天然あゆじゃあないんだ!
-えっ!どうゆうこと?
今の日本の川は、鮎が自力で川を下り、また、何十kmも遡上し上流にまで至るのはとても難しいんだ。
ダムや堰、人口の護岸や一時よりは改善されたというものの水質もね... いろいろな要因が鮎を脅かしているんだよ。
清流付知川も例外じゃあない。付知川から木曽川に合流し幾つものダムや堰を越え伊勢湾に下るには、もちろん遡上するのもゼロとは言わないまでも限りなくゼロに近い。
そう、付知川には、3~5月に稚鮎を放流しているだろ。今年は琵琶湖産系の稚鮎も入っているんだ! 7~8cmの鮎を放流して、後は自力て川の藻を食んで成長していくのさ。だから「天然あゆ」なのさ。
うん、それぞれの地区に漁業組合があってさ、日本中の全部の川で春先に稚鮎を放流してる。だから、釣りをするには遊漁料を払わなくちゃいけない。
全く人の介入していない河川なんてもう日本にはないんだよ...
「天然あゆ」っていうものの、いくらタフな「鮎」でも、そういいう意味じゃあ全くの天然、「川で生まれ海へ下りまた川を上流域まで上る鮎」はいないに等しいのさ...
他に「養殖あゆ」もスーパーなどで見かけるだろ。それは池須みたいなところでえさを与え養殖されたものだよ。それでどうこうとは言わないがやっぱり全くの別物だね。あと、「半養」とか「半天然」なんて呼ぶのもある。まあこれは、川に近い環境でえさをあまり与えずに育てた鮎さ。
鮎は不思議でかわいいよ!なんといっても旨いしね!
本当は、全くの「天然あゆ」を釣りたいね!
それはロマンだね!
-ただ、美味しい川魚って思っていたけど、なんだかホントに愛おしくなりました。
より一層、美味しく召し上がっていただけますよう精進いたします。 ふるかわきみこ
追記「鮎の不思議123」はある釣り師さんのお話をまとめたものです。学術的な調査に裏付けされたものではございません。
清流付知川の鮎掛けが5/18(土)夜明けとともに解禁します!
美しい里の新しい夏の予感がいたします。
若鮎だからこその美味しさは春の名残が残るころだけのお楽しみです。やわらかく頭から丸ごとの美味しさをお楽しみください。
さあ、美味しい天然鮎をお召し上がりにご計画ください。必ずご予約要。